アドレス帳の情報を保存する設定をするXMLファイルです。
<addressBook> <!-- entry --> </addressBook>
addressBookエレメントがトップレベルエレメントになります。このエレメント以下には、0個以上のentryエレメントを置くことが出来ます。
<entry> <!-- name, sortKey, addresses --> </entry>
entryエレメントは一つのエントリを表します。通常エントリはひとりの人に対応します。エントリには複数のアドレスを含めることが出来ます。
<name> <!-- 名前 --> </name>
nameエレメントにはエントリの名前を指定します。これは通常そのエントリの人の名前になります。
<sortKey> <!-- ソートキー --> </sortKey>
sortKeyエレメントにはエントリのソートキーを指定します。これは通常そのエントリのふりがなを指定します。sortKeyを指定しないとnameエレメントの値がソートキーになります。
<addresses> <!-- address -> </addresses>
addressesエレメントはメールアドレスのリストを表します。addressesエレメントは、1個以上のaddressエレメントを含みます。
<address alias="エイリアス名" category="カテゴリ名" comment="コメント" rfc2822="boolean" certificate="証明書の名前"> <!-- アドレス --> </address>
addressエレメントで一つのメールアドレスを指定します。
alias属性でエイリアス名を指定します。ここで指定したエイリアス名をエディットビューのToフィールドなどに指定すると自動的に展開されます。
category属性でカテゴリを指定します。カテゴリは、「/」で区切ることで階層化できます。一つのアドレスに複数のカテゴリを指定する場合には、「,」で区切ります。
comment属性でアドレスにコメントをつけることが出来ます。
rfc2822属性にtrueを指定すると、指定されたメールアドレスは既にRFC2822形式であるとして処理されます。それ以外の場合には、エントリの名前とメールアドレスからRFC2822形式を生成します。デフォルトはfalseです。
certificate属性でS/MIMEで使用する証明書の名前を指定します。証明書は、security/<指定した名前>.pemというファイルからロードされます。
<?xml version="1.0" encoding="utf-8"?> <addressBook> <entry> <name>Hogehoge Fuga</name> <addresses> <address alias="hoge" comment="自宅">hoge@foo.com</address> <address category="取引先/どこそこ" rfc2822="true" >ほげほげ様 <hogefuga@dokosoko.co.jp></address> </addresses> </addressBook>
element addressBook { element entry { ## 名前 element name { xsd:string }, element sortKey { xsd:string }?, element addresses { element address { ## アドレス xsd:string, ## エイリアス attribute alias { xsd:string }?, ## カテゴリ('/'で区切って階層化) ## 複数指定する場合には','で区切る attribute category { xsd:string { pattern = "([^/,]+(/[^/,]+)*)+(,([^/,]+(/[^/,]+)*))*" } }?, ## コメント attribute comment { xsd:string }?, ## アドレスがRFC2822形式になっているかどうか ## trueの場合、アドレスがそのまま使用される ## falseの場合、名前とアドレスからRFC2822形式が生成される ## 指定されない場合、false attribute rfc2822 { xsd:boolean }?, ## 証明書の名前 attribute certificate { xsd:string }? }+ } }* }