マクロでは以下の型を扱います。全ての型は文字列・数値・真偽値に変換できます。

Boolean

真偽値を表します。取る値はTrueまたはFalseです。

文字列
Trueの時には'true'、Falseの時には'false'
数値
Trueの時には1、Falseの時には0
真偽値
変換なし

String

文字列を表します。

文字列
変換なし
数値
数値としてパースできた場合にはその値、できなかったときには0
真偽値
空文字列の場合にはFalse、それ以外の場合にはTrue

Number

32ビットの符号なし整数を表します。

文字列
10進数として文字列表現した文字列
数値
変換なし
真偽値
0の場合にはFalse、それ以外の場合にはFalse

Regex

正規表現を表します。

文字列
正規表現のパターン
数値
文字列に変換した後で、Stringの数値と同様に変換
真偽値
文字列に変換した後で、Stringの真偽値と同様に変換

Field

ヘッダを表します。

文字列
ヘッダの値。アドレスヘッダの場合には、アドレスとしてパースした値。Receivedヘッダの場合には、全てのReceivedヘッダの値を「:」で連結した値。それ以外の場合、非構造化ヘッダとしてパースした値。RFC2047やRFC2231によるデコードが行われた後の値になります
数値
文字列に変換した後で、Stringの数値と同様に変換
真偽値
ヘッダが存在すればTrue、存在しなければFalse

Address

アドレスのリストを表します。

文字列
全てのアドレスを「, 」で連結した文字列
数値
リスト中のアドレスの数
真偽値
リストが空の場合にはFalse、それ以外の場合にはTrue

Time

時間を表します。

文字列
時間をフォーマットした値。フォーマットはデフォルトではyyyy/MM/dd HH:mm:ss。タイムゾーンは元のタイムゾーンが使用されます
数値
0
真偽値
True

Part

メッセージ中のパートを表します。

文字列
パートのMIMEヘッダを含めた全てのテキスト
数値
真偽値に変換した後で、Booleanの数値と同様に変換
真偽値
パートがあればTrue、なければFalse

MessageList

メッセージのリストを表します。

文字列
リスト中の各メッセージのURIを「, 」で連結した文字列
数値
リスト中のメッセージの数
真偽値
リストが空の場合にはFalse、それ以外の場合にはTrue