部分受信とダウンロード予約

NNTPアカウントでは、何も指定しないとメッセージのインデックスのみをXOVERコマンドを使用して取得し、本文はダウンロードしません*1。常にサーバからメッセージを取得するには、高度の設定で同期フィルタとして[すべて (NNTP)]を選択します。

メッセージ全体を取得しなかった場合には、リストビューのメッセージのアイコンが部分受信用のものになります。これらのメッセージの全体をダウンロードしたい場合には、ダウンロードフラグを付けてから同期します。ダウンロードフラグを付けるには、[メッセージ]-[マーク]-[ダウンロード予約]を選択します。ダウンロードマークを消すには、[メッセージ]-[プロパティ]を選択してメッセージのプロパティの一般ページで[ダウンロード]のチェックを外します。

同期するとダウンロードフラグの付いたメッセージをサーバ上からダウンロードします。サーバ上に指定されたメッセージがない場合にはエラーになります。いずれの場合でも、ダウンロードフラグが消されます。

メッセージをダウンロードするとキャッシュとして扱われ、次回からはサーバからメッセージを取得せずにキャッシュから取得するようになります。また、キャッシュされたメッセージは、オフラインの場合でも表示することができます。

一度サーバから取得したメッセージを常にキャッシュするためには、フォルダのプロパティ一般ページで[読んだときにキャッシュする]にチェックを入れます。この設定をすると、同期フィルタで本文を同期していない場合でも、メッセージを表示したり、添付ファイルを保存した場合などに自動的に取得したメッセージをキャッシュします。

一度取得したキャッシュを削除するには、キャッシュを削除したいメッセージを選択して、[編集]-[キャッシュを削除]を選択します。


*1ただし、XOVERコマンドをサポートしてないサーバの場合にはヘッダのみを取得します。